引っ越し作業と誕生日

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朝9時から生活保護を受けている男性の引っ越しを手伝った。米の袋や肥料袋を作っていた方だったので袋関連の布や紙が大量にあった。6年間住んでいたというが、ものすごく大量の不要物があった。
引っ越しのための処分のために動いてくれた人員は総勢10人。
夕方、プロパンガス3本を処分して解散したときには、日が暮れていた。
男の方は、80歳を超えているので、「もったいない」という意識が非常に強い。人間に役立つものすべてに価値を感じ、生活に必要がなくてもひたすら保存して、自分で何をもっているのか知らないような状態だったと思う。
天候に恵まれ、体を動かし続けたことのよって寒さを感じなかった。
「今日はぐっすり眠れそうだ」
「ビールがうまいと思いますよ」
そんな軽口を交わしながら、作業が進んでいった。
ごみを分別しながら、かつらぎ町の中間処理場に運び込む。多くの人にお世話になった。
和歌山県、かつらぎ町、社会福祉協議会の方々にも協力いただいた。
感謝。人間関係は、心と心のつながりのような気がする。信頼するところに連帯が生まれる。
打算なしにつながっていく人間関係を大切にしたい。
今日はぼくの誕生日だった。
年男なので48歳になった。
作業が終わって6時半に帰宅すると笑顔で妻と娘が「お帰り」と言った。
夕食は鉄板の上で焼いた焼きそば。
夕ご飯の準備を手伝っていると、娘が手品を見せたいと言った。
椅子の上にひざ掛け用の毛布を覆って、1、2の3で毛布をとると花束が出てきた。
「お父さん、誕生日おめでとう」
「ハイ、これ手紙」
娘は少しはずかしそうにしながら手紙を手渡してくれた。手紙にはイラストが添えられており、「お父さん大好き」とあった。
引っ越し作業と終わったあとの誕生日のお祝い。
食事のあと不二家のケーキが出てきて、ケーキの上にはろうそくが立てられた。
不二家は、おいしいが甘いという感じだったのに、今日のケーキは甘さが抑えられていて、おいしさ感が向上していた。
「おいしいね、このケーキ」
これが今日の出来事だった。記憶に残るいい1日だった。


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Posted by 東芝 弘明