ぶちっ
朝、簡単なストレッチをしているとブチッという音がして左足の付け根の近くの外側に痛みが走った。今もまだ少し痛い。筋が切れたのかと思ったが、そこまで深刻ではないようだ。
肉離れかも知れない。
宮井議員に話したら、
「年も考えやんとするからや。50を回ったらボロボロやで」
身も蓋もない答えが返ってきた。
家に帰って妻と娘に話すと、
娘がケラケラ笑った。
「あほや」
「なんで笑うんや」
「だって、おかしいもん」
関西の人間は、あいさつ代わりに「あほ」という。関東の人間が聞いたら驚く。
「おい、あほ、あほ」
といわれて、ニコニコ笑っている。
腹回りとヒップアップに効果のあるストレッチのことをテレビでやっていたのに、急にやったら「ぶちっとなりまっせ」という注意はなかった。
今日の出来事を少し書いておこう。
午前11時に国城寮の菊花展を見に行った。小春日和の温かい天気だった。ゆったりとした雰囲気が会場内に漂っている。
チケットをいただいたのでたこ焼きと豚汁を食べた。
横に老人が1人、ぼくの前にもう1人老人が向かい合って座っていた。
会話を聞いていると、お互いにいいたいことを話して、微妙に会話がずれていた。
前の人は、人なつっこい人で見ず知らずのぼくに話しかけてくる。
話を聞いていると、ずっと同じ話を繰り返している。
横に座っている人は、何だか見たことのある人やなあと思っていた。
「先生」
その人はぼくにそう話しかけてきた。眼光が鋭い。
ぼくはしげしげ顔を見た。
横の角度からはなかなか分からなかったが、記憶の中にあるイメージが本人の顔に重なって、ピントが合った。
横に座っている人は、ぼくの知っているＮさんだった。
国城寮に来て半月になるという。
「いごこちはいいですか」
「最高や。新入りは先輩にいじめられるんや」
Ｎさんは、嬉しそうに笑った。
？？？の会話だった。この人の歩いて来た道は変化に富んでいる。話を聞いているとお昼の時間になった。
「Ｎさん、お昼なんで食べに行きましょう」
女性の職員が誘いに来たので、Ｎさんとはお別れした。
その後、ぼくの前に座ったのは、高野町の議員さんだった。国城寮の一部事務組合の議員の1人だ。高野町の道路についての話から高野町の現状についての話に発展した。
話が盛り上がってきた。
横を見ると片付けが始まっていたので、話を切り上げ、豚汁とたこ焼きを配っていたブースの人々にお礼を言って、会場を後にした。
次の会場は、都市計画審議会のおこなわれる総合文化会館だ。
京奈和に乗って15分、総合文化会館の2階のシーズンカフェに着いた。
お昼を食べに入ると、区長のＯさんがコーヒーを飲んでいたので、その席におじゃました。時間は1時を過ぎたところだった。
