1年を振り返って

雑感

Smile! It's Contagious. by Daniel Y. Go

今年は、12月31日まで仕事だった。
集金に最後まで手こずった。

一年をふり返っておこう。
昨年の3.11という大きな震災は、原発事故を引き起こし、これが、国民に大きな意識の変化を生み出した。
「官邸前行動」「紫陽花革命」
これは、日本の未来を切り開く大きなうねりだった。

この歴史的な変革の動きに対して、日本のメディアと政権は、背を向け続けた。
原発はゼロにして欲しいが、はたしてそういうことは実現できるのか。
こういう認識を作りだしていった。

そして、衆議院選挙が行われた。
自由民主党は、民主党に政権を奪われたときよりも、票数を大きく後退させたが、政党が乱立した状況の中で独り勝ちを果たした。
賞味期限の切れた元首相が、賞味期限を書き換えるようにして復活した。
中身は、最初の政権よりも古い感じがする。

歴史は、ジグザグに進む。ここには歴史の弁証法がある。自民党政治は、財界とアメリカという2大勢力の利益の擁護者として政治を進め、政治の劣化は極端になっている。国民との矛盾が激化しているが、この矛盾を表面化させ運動化させないようにマスメディアが重要な役割を果たしている。
報道の仕方を見ていると、各社の足並みがそろうのを不思議に感じる。国民の知らないところで、相談がなされ、一つの形に世論を流し込んでいく戦術と戦略があるように思えてならない。

衆議院選挙で、自民党が大勝したのは、崩壊しつつある自民党政治の中で起こった一つの局面だと思われる。国民の支持を失いつつある中での復権であることを、自民党自身は痛烈に自覚している部分がある。もちろん、その自覚のない人々もいるのだけれど。
政権への評価を高めるための努力とともに反動化が拍車を増すだろう。この相反する2つの傾向は、コインの裏と表のような関係で進んでいくと思われる。ヒットラーが、国民の支持を圧倒的熱狂の中で獲得しながら、同時に手中に権力を集中させていったように。

だが、ヒットラーとの違いも鮮明だ(ヒットラーがよかったということではなく、国民を騙すという手法にたけていた)。
政権への評価を高めるための努力は、アベノミクスという経済政策に現れている。この政策を推し進めれば参議院選挙勝利の展望が見えると思っているのだろう。しかしこれは、大きな勘違いだろう。
矛盾の深刻さは経済に現れている。国民生活の破綻状況は極めて深刻だ。しかし、自民党政権が現時点で取ろうとしている選択肢は、国民生活擁護ではなく、大企業や金融資本擁護の政策に過ぎない。これでは、国民の熱狂的な支持は得られない。
マスメディアが、自民党流の政権を維持してきたので、日本の反動的な政権には、国民の支持を決定的に失うという点では危機感が薄い。
マスメディアの世論操作によって、延命してきたという状況に安心している感じがある。

起死回生の経済政策が、国民生活を破壊し、矛盾を深刻にさせる可能性が強い。
反動化を進行させる危機と国民生活を破壊する経済危機とが同時に進行している。
こういう情勢のもとで新しい2013年が始まろうとしている。

2012年は、十分なことができなかった1年になった。自分の動き方について、もう一度考え直さなければならない1年になった。
2013年は、組織の発展のためによく考えて行動するようにしたい。
参議院選挙で勝利者となるために。

 


さて。
一年間、ブログをお読みいただき、 ありがとうございました。 2012年は、ブログとFacebookの2本立てで記事を書いてきました。それぞれ、面白い反応がありました。
来年もよろしくお願いいたします。

雑感

Posted by 東芝 弘明