野半の里が「八風の湯」としてリニューアル
野半の里が、滋賀県のホテルを経営している会社である「株式会社アヤハレークサイドホテル」に買い取られて、リニューアルオープンするようになった。現在、内装を改修中のようだ。施設は、野半の里という名称から「かつらぎ温泉 八風の湯」という名前になるようだ。
アヤハグループは、製造・技術グループ、ホームセンター事業、住環境・不動産事業グループ、ゴルフ・ホテル事業グループ、株式会社アヤハレークサイドホテル、さらにアヤハ運輸倉庫株式会社、株式会社アヤハ自動車教習所、株式会社エイエムエスから成り立っている。「かつらぎ温泉 八風の湯」は、この中のホテルであるアヤハレークサイドホテルが買い取ったようだ。
野半の里が破綻したときに、多くの人が再生を望んでいた。昨年末には、地域にもあるホテルを経営している会社が、野半の里を買い取ったことが分かっていた。ただし、詳細はなかなかはっきりしなかった。昨年末から施設には、バリケードが張られ、第六源泉掘削のための櫓が解体されはじめた。
今日の朝、たまたま用事があって施設の前を通るとこの横断幕が目についたので写真を撮らせていただいた。
オープンは、4月24日(水)とある。
かつらぎ町にとって、このニュースは明るい話題ではないだろうか。
ところで、元野半の里の従業員の方たちはどうなったのでしょうか?同じ職場で働き続けることを希望する人たちが、従前と同等以上の労働条件で雇用されているのならいいのですが。こういった場合、往々にして労働条件が切り下げられての再雇用ということがあります。私としては大いに気になるところです。
再雇用という話は、ないと思います。野半の里が経営破綻したのは、8月の末です。その時点で全員解雇になっています。
破綻した時点では、野半の里を誰かが購入するという見通しは全くありませんでした。
破産申告を行い、管財人が決まり、財産処分の過程の中でアヤハレークサイドホテルが購入することになったので、元従業員との話は、全くないと思います。
経営破綻しかけた野半の里を立て直すために、ホテルがこの施設を買収したのであれば、元従業員を雇用するという話はあると思いますが、今回は全く違った経過をたどっています。
もしかりに元従業員が雇用されたとしても、それは、たまたまその人をアヤハレークサイドホテルが雇用したという話になると思います。
以前出の出資金はどうなるでしょうか?
アヤハレークサイドホテルが購入したと言うことは、破産管財人は、野半の里を売ることによって、いくらかの収入を得たということです。この収入を含めて、現金化した資産を債権者に分配したか、分配することになっていると思います。
一人当たりの金額は、債権の比率に応じたものになるのではないでしょうか。