自民党は自由と民主主義が嫌いらしい

雑感

選挙最終日、粉河に応援に行く道中、ポッドキャストで山田ズーニーさんの話を聞いた。
親が年老いていく中で、今までできていた料理を母ができなくなったという話をされていた。

なるほどと思ったのは、次のような話だった。
一人っ子の場合、結婚すると一人で父母の介護を背負い、場合によっては、嫁ぎ先の義父母の介護を背負うケースがある。親孝行という話ではなくて、果たして、一人でそれだけの老親を背負いきれるのかどうかという話だった。
一言で言うと担いきれないのではないか、ということだ。

自民党は、自助・自立を強調し、まずは国民自身が自分たちで支えると言うことを家族という美談のもとで強要し始めている。自助・自立と言われると日本人は、その通りだと受けとめる傾向がある。しかし、山田ズーにーさんがいうような現実がある。昔は、子どもたちの人数が多く、子どもが親を支えるという場合でも、いくつもの選択肢があり、実際に兄弟で少しずつお金を出し合って支えるというケースが多かった。

時代は変わってしまった。
わが家の場合も、娘が一人だけなので、一人娘と一人息子が結婚した場合、二人の肩には4人の親がのしかかる場合がある。このような現実が進行している中で、自立・自助が強調されている。しかも、若者の就労が極めて不安定になっているので、現実的に不可能なことを国民に押しつけている。ということになる。

大企業の要請に従って、派遣労働をどんどん増やして、不安定就労を拡大しながら、自立・自助を強調するというのは、外堀を埋め、さらに内堀を埋め、息の根をたとうとするようなものだ。
生活保護を攻撃して、保護を受けにくくする法律を国会で通し、国民を追い込むことに執念を燃やし、特定秘密保護法で自由と民主主義まで抑圧し、戦争への準備を進める。
どうも自民党は、日本を北朝鮮や中国のようにしたいらしい。

自由民主党は、自由と民主主義が嫌いらしい。そうであるならば、自民党は名前を変えた方がいい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明