委員長報告案を書き上げた

議員の活動

事務所で朝の9時30分から決算の委員長報告案を書き始めた。
「車が脱輪した」
こんな電話が入ったので、救済に駆けつけて引っ張り上げるのに30分ほどかかったが、それ以後は、文書作りに没頭して、午後4時まえに仕上げて議会事務局に持って行った。
かつらぎ町議会における決算の委員長報告は、7日から8日間行われる決算委員会の質疑と議員相互による意見交換によって作られる。今回の委員長報告案は、昨日行われた議員間の意見交換を踏まえて書いたものだ。毎年行われる決算の委員長報告は、町当局が行った事業に対する議会側からの真摯な指摘と要求であり、この積み重ねが行政運営を改善する力になってきた。

和歌山県内の地方自治体を見ていると、地域の課題に真剣に向きあって、地域活性化のために対策を講じて悪戦苦闘している自治体と、そういうことには向きあわないで、住民の願いに背を向けて、事業を展開している自治体に分かれているように見える。橋本地域や伊都郡の自治体は、強弱はあるものの、地域課題に目を向けて、行政運営をおこなう自治体に脱皮しつつあると思っている。これらの自治体の中には、日本共産党の議員がいない自治体もあるが、危機の進行が自治体の目覚めにつながっており、変化が起こっている。
もちろん、日本共産党の議員がいる自治体では、党議員が住民の要求を掲げて、積極的な議員活動を展開し、地域の活性化に立ち向かうよう働きかけ、変化を生み出している。対決と提案と共同が基本だが、積極的な提案と一致点での共同が、大きな変化につながっている。

かつらぎ町の決算委員会では、議員による議論が、地域の活性化、行政の事業の改善という方向に集中し始めている。地域活性化という課題に対して、議員間に一定の共通認識が生まれており、建設的な議論、政策提起的な議論になりつつある。
本町の長期総合計画は、このような流れの中で生み出されたものであり、この計画を羅針盤にして、まちづくりをおこなうかどうかが、大事になりつつある。委員長報告では、長期総合計画こそがかつらぎ町が進むべき羅針盤であり、「この道を行け、力を尽くせ」という言葉を書き込ませていただいた。

明日、この委員長報告案を決算委員会で練り上げて完成させる。議員の建設的な意見をさらに盛り込んで、実りあるものにしたいと思っている。


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議員の活動

Posted by 東芝 弘明