少年老い易く学成り難し

雑感

事務所の裏のたんぽぽ
事務所の裏のたんぽぽ

いい天気だった。桜の花が散り、葉桜に変化しつつある。いっせいに咲いた花たちは、新緑に向かって姿を変えつつある。
PTAの引き継ぎ会があった。
この1年間、PTAの会長という位置にあったが、ほとんど自主的、主体的に取り組んだという実感がない。1年間の会長という役職だったので、学校に従ってルーチンワークの流れに沿っていただけだった。

一年が経過して自分のしてこなかったことに対し、少し不満が残った。もう少し、現状と格闘してあがらってもよかったのではないか、と反省してる。
まさに、挨拶要員のようなものだった。
娘の卒業式の挨拶が、小学校、中学校という形でつとめさせていただいた会長職としての最後の挨拶となった。自分の思いを語らせていただける場を与えてもらったことは、幸せだったと思う。心を込めて訴えれば、聞いてくださる側に伝わるものがあると思っている。

さて、暑い夏に向かって季節がスピードを増して動く中で、町議選挙の準備を本格化しなければならない。7月13日が投票日だということになった。
「ぼくはもう、7回目の選挙になります」
こう挨拶すると、お互いに時間の経過の速さに、あらためて驚くという感じになり、自然と笑いがこぼれる。
「若かったなあ」という感じになる。
そう、54歳はもう若くない。しだいに年相応の顔になりつつある。
だからこそ、こういう言葉が目の前に立ち上ってくる。

少年老い易く学成り難し、一寸の光陰軽んずべからず。
未だ覚めず池塘春草(ちとうしゅんそう)の夢、階前(かいぜん)の梧葉(ごよう)すでに秋声。

若いときはうつろいやすく、学問をなすことは難しい。わずかな時間さえも惜しんではならない。
池のほとりの春の草が燃え出でる夢も覚めていないのに、庭先の青桐の葉はもう秋の訪れを告げている。

この言葉を噛みしめて前に進みたい。読んでいない本を目の前に並べてみると、自分は、ほとんどまだ、山にさえ登っていないと感じる。


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雑感PTA

Posted by 東芝 弘明