川内原発の再稼働には問題あり
川内原発の再稼働。賛成した県議会、薩摩川内市の市長と市議会の判断、これを受けて鹿児島県知事である伊藤知事は「状況を総合的に勘案し、再稼働はやむを得ない」という態度を表明した。
世論の分かれるこの問題で、市議会と市長、県議会と県知事が反対意見を承知の上で強行したことは、極めて大きな問題だろう。
なぜこういう事態になったのか、より詳しい状況を深く知りたいものだ。
川内原発の再稼働の具体的な問題として横たわっているのは、(1)大噴火の可能性がある問題、(2)地震時における避難計画の問題だった。この2つの問題に対する対策への検証も明らかになっていない段階で、強行したのは、地方自治体と議会の自殺行為に等しい。住民と乖離した判断は、大きな禍根を残すに違いない。
全国に与える影響も極めて大きい。
たたかいはより一層大きくなる。いっせい地方選挙の争点にもなる。
