障がい者の施設を訪問

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午前10時、肢体不自由の方の事業所に行って、責任者の方と話をしてきた。
元喫茶店を改造した事務所は、明るい雰囲気だった。
3人の女の子がクッキーを作っていた。
「おはようございます」
あいさつをすると返事が返ってきた。
彼女たちは、3人とも車イス。赤と黒のチェックの車イスがおしゃれに見えた。
話はいろいろな方面に広がりながら2時間が経った。
まだ、作業所を作るという状況までは至っていないのだという。資金が2000万円ほど必要だ。場所の問題も大きい。
「肢体不自由な人の介助は、人の面でも体制が必要です。でも、どの作業所もかかりっきりにはなれないので、なかなか受け入れられる施設がありません。施設面でも、トイレ、スロープなど車イスでも移動でき、生活と作業ができる設備が必要です」
このような事情があるので、学校卒業後、どこにも行かず自宅にいる肢体不自由の子もいるようだ。
作業所の方と話す機会がなかったので、このような、最初の困難にさえ気がつかない。知らないことを恥ずかしいと感じた。
元喫茶店なので、コーヒーもクッキーもカウンターのところで食べる事ができる。
クッキーは、かりっと仕上がっていておいしかった。
3枚入りのクッキーは、120円。月の売り上げは10万円程度だという話だった。
「運営は毎月赤字です」
責任者の女性は、そういいながらも笑っていた。自身も障がい者のお母さんである。
話を聞くとぼくの同級生の妹さんだった。
ぼくにもできることは、ありそうだ。
「ありがとうございました」
帰りがけに、作業をしていた彼女たちがぼくの方を見て声をそろえてくれた。
「ごちそうさまでした。おいしかったです」
外に出ると日差しが温かかった。
お昼をまわっていたのでそのままAコープに買い物に行った。U議員が単車でぼくの側に寄ってきた。
「演説をビデオに撮って、You Tubeに配信して、ブログに載せてくださいよ」
彼はニコニコして、楽しそうにそう言った。
ヘルメットが、頭にすっぽり被さり、面長の顔だけが見えた。
ヘルメットで髪が見えないので、兵隊のような感じだった。精悍に見えたということだ。


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Posted by 東芝 弘明