言葉遊びと戦争
統幕長、“「戦闘」の表現 よく考えて”と指示
TBSのニュースがYahoo!ニュースになっていた。戦闘という言葉はよく考えて使ってほしいという趣旨のことを統幕長が語り、戦闘かどうかは政府が判断すると言っている。戦争中、大本営が「撤退」を「転戦」と表現していたこととよく似ている。現場の判断が優先するのではなくて、「戦闘」から遠く離れた日本の会議室の中で戦闘をこねくり回して「衝突」だとか「激突」だとか「小競り合い」だとか言うのだろうか。
言葉遊びをしている中で、事態がどんどんひどくなって、国民の知らないところで大変な事態になっていても、平気な顔で政府が発表し、マスコミが報道するという形は、戦前の大本営発表と同じ構図ではないか。
「国会答弁する場合、憲法9条上の問題になる言葉(戦闘)は使うべきでないから、武力衝突という言葉を使っている」
8日の衆院予算委員会での稲田防衛相の答弁は、稲田さんの正直な気持ちがそのまま表れている。
そう、戦闘という言葉を使ったら、自衛隊が南スーダンから撤退しなければならないので、正直に言ったらそういう事態にすでになっているので、口が裂けても戦闘があったとは言えないので、衝突と言い張っている。というのが稲田さんの本音だろう。
それをまじめくさって、「客観報道」しているメディアは、政府の言い分を無批判にたれ流すスピーカーでしかない。
「ポスト真実」の政治というのは、結局は無批判にウソを伝えるマスメディアによって実現すると言っていいだろう。
安倍さんがアメリカに行き、トランプ大統領に会うという状況下で、朝の4チャンネルは「ロンとヤス」と呼び合って仲良しになった中曽根・レーガン会談から何を学ぶのかをかなりの時間をさいて紹介していた。世間は大雪が降って大変な日だというのに、なんというノー天気なメディアだろう。出演しているコメンテーターたちが真顔で、日米関係の蜜月期を論じているのは、笑えない喜劇を見ているようだった。









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