日本は唯一の被爆国。核兵器の使用に賛成してはならない。

雑感

毎日新聞の2月3日付けに次のような記事があった。
 

河野太郎外相は3日、核兵器の役割を拡大させるトランプ米政権の新たな核戦略指針「核態勢見直し(NPR)」に関し「わが国を含む同盟国に対する拡大抑止へのコミットメントを明確にした。高く評価する」との談話を発表した。

 談話では「北朝鮮の核・ミサイル開発の進展で安全保障環境が急速に悪化している」と指摘。米国と危機意識を共有するとした上で「日米同盟の抑止力を強化していく」と表明した。

 同時に「安全保障上の脅威に適切に対処しながら、核軍縮の推進に向けて引き続き米国と緊密に協力する」とも言及した。(共同)

【ワシントン会川晴之】トランプ米政権が2日発表した「核態勢見直し(NPR)」では、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など核運搬手段の「3本柱」の強化・更新を前面に打ち出したほか、爆発威力が小さく地域紛争での実戦使用も想定する2種類の新型核兵器の開発を盛り込んだ。トランプ政権が掲げる「力による平和」の推進を明確に示したものと言えそうだ。

アメリカのトランプ大統領は、核態勢の見直し(NPR)という政策を明らかにして、小さな核兵器を実際の戦争で使えるようにしようという姿勢を示し、トマホークを復活させようとしているという指摘がある。こういう動きに対して、河野外相が支持を表明した。この態度は被爆国日本の外相として、恥ずべき態度だと思う。日本は唯一の被爆国。広島長崎の原爆というものが、一体何を引きおこしたのか。このことを踏まえられない外相は、日本の外相として、まったくふさわしくない。

この写真を初めて見たのは、20歳を過ぎていたかも知れない。原爆写真展の中のパネルの1枚だった。広島と長崎の原爆による犠牲に心を痛め、核兵器の廃絶を訴えることが、日本の使命ではないか。核兵器廃絶を真っ直ぐに求められない外相は、ふさわしくない。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明