ふじいみきおさんの個人演説会、よかった。

ふじいみきおさんの個人演説会は盛況だった。応援に駆けつけた国民民主党の平野博文幹事長は、日本の経済を立て直すためには国民の所得を引き上げることが必要だと語っていた。この認識は日本共産党と一致する。野党が、一致点で協力して活動を続けてきた中で一致点が広がり、野党統一政策が13項目で実現した。この政策的な一致を土台に考えていけば、自民党に変わる政権を担う政策になるだろう。今国民の目の前で進んでいる市民と野党の共闘は、民主党が政権交代を果たした時と比べても、幅の広さ、合意の深さ、政策の確かさにおいて、民主党政権のときとは違う確かさをもっている。
小選挙区制のもとで40%の得票で7割の議席を占めることができる事態をつくってしまったことによって、野党が結束しないと勝てないという客観的な状況が生み出された。野党共闘は、自公対国民という構図に行き着く可能性をもって進んでいる。
平野博文国民民主党幹事長が、退席した後、5人の応援スピーチがあり、ふじいみきおさんのお父さんがお礼の挨拶をおこない、ふじいみきおさんの訴えになった。
ふじいさんは、立候補するに至った思いを感情豊かに語った。平和の問題では沖縄戦の話をされた。ふじいさんの妻のお義父さんが11歳のときに沖縄戦があった。沖縄の梅雨の6月、母と姉と11歳の少年は、米軍に追われて逃げたが、逃げた先には激戦地があった。逃げる中、お母さんとお姉さんが銃弾に倒れ、少年は米軍の捕虜になった。しかし、捕虜になったので助かった。80歳半ばになったお義父さんは、認知症になっていても「戦争はだめさ」と孫に語っているという話だった。印象に残る話だった。
日本共産党員にとっては、演説会で共産党という言葉を一切聞かないという点では、まれな経験になったと思われる。日本共産党とは違う人々との共同でいっしょに運動するというのは、党員にとっては新鮮なものだったかも知れない。こういう運動が全国各地で展開されている。これは巨大なうねりのようなものではないだろうか。
違いを脇に置いて一致点で協力するというのが、共闘の原則なんだけれど、ぼくは、違いをお互いに認め合い、尊重しあいながら、一致点で協力するのがいいと思っている。こういう観点はLGBTに対する考え方とも共通すると思っている。
成功して本当に良かった。
さて、日本共産党としては、選挙区はふじいみきおさん、比例は日本共産党という形での投票をお願いします。野党共闘の勝利とともに、日本共産党が躍進することが、野党共闘をさらに前進させる力になります。徹底的に野党共闘の前進のために力を尽くす日本共産党をよろしくお願いします。



