候補者の写真撮影

雑感

公民館をお借りして、候補者の写真撮影を行った。写真を撮ったのは門議員とぼく。笑い顔を作り、作った時間が長引くと顔が引きつってくる。「堅いですよ」と言われ、笑った瞬間を撮ってもらう。
カメラマンが1人来てくれ、遅れて印刷会社の女性が来てくれた。1人のカメラマンで光も何もかも調整するためには、光の反射を調整するパラソル型の白い幕や光を下から反射する白い円形のボード(これも幕)をセッティングして、フラッシュをカメラとリンクして、シャッターと同期させるというものだった。撮った写真はWi-Fiでほぼ瞬時にiPadに送るということもされていた。
「フイルムの時代と違ってお金がかからなくなったでしょう」
「いえいえ、逆ですよ。デジタルカメラは2年に一度買い換えています。新しい機器が出ると、画像の解像度がすごく違いますから」
驚くべき答えが返ってきた。フイルムの時代は、高級な光学カメラを買えば5年10年、そのカメラを使い続けたのだという。光学カメラの時代、フイルムの時代は、新製品開発のスパンが長かったらしい。

「そんなに性能の違いがあるんですか。ミラーレスのカメラも、もう遜色ないんですか」
「このカメラもミラーレスです。シャッター音はしません。無音です。人物撮影のときは、わざとシャッター音が出るように音を出しています」
ミラーレスは、カメラの中で鏡が反転しないのでシャッターを押しても、何の音もしない。
「シャッターを押している感覚もなく、単なるボタンと同じです。このカメラで100万円します。昔より機材にお金がかかるようになりました」

2000年以降、デジタルの世界で大きく進化したのは、スマートフォン、タブレットだろう。この進化に伴って、ソフト面で大きく進歩したのは音声技術と映像技術だと思われる。音声の進化がどういうものかは、ほとんど知らないが、映像の方は、毎日触ってもいるので、ほんの少しは理解できる。動画と映像の圧縮技術が進歩したので、いとも簡単に解像度の高い映像をパソコンで扱えるようになった。もちろん、インターネットの通信速度の向上が、こういう技術を支えている。

こういう技術の進歩に合わせながら、カメラは進化し続けている。高解像度で処理できる技術に支えられて、ハード面の機械がかなりのスピードで進化し続けているということだと思われる。

人物写真を上手に撮るためには、カメラマンが被写体の人物に対して、声を掛けていい表情が出るようにコミュニケーションをとる必要がある。そうそう、写真家の篠山紀信さんは、被写体の女性の服を脱がすという特殊な力をもっていると言われている。
今日来てくれたカメラマンも、レンズを覗きながら声を掛けてくれた。
「いいですね」
「いいですよ」
そう言われるとなんだか嬉しい。


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雑感

Posted by 東芝 弘明