人口減少問題は「今ここにある危機」

雑感

『人口ゼロの資本論』(大西広著)という面白い本を読み、今日から『「人口減少」社会とマルクス経済学』(友寄英隆著)を読み始めた。友寄さんの本では、人口問題はマルクス経済学では研究が遅れた分野になっていると書かれていた。『人口ゼロの資本論』は刺激的な本だった。マルクスの有名な文章が、資本主義の下での人口減少を指摘していると書いて、日本でも労働者の賃銀が、価値以下に切り下げられ、子どもの養育費や教育費が十分保障されていない中で、人口減少が起こっていると指摘していた。これは卓見だと思った。以下は資本論第8章 労働日のところにある文書だ。

日本でも資本主義の賞味期限がきれはじめ、資本主義としての持続可能性をも失いつつあるというのが、大西さんの分析だった。友寄さんの問題意識は、人口減少問題は、「今そこにある危機」だと書いている。どんな論理展開が始まるのか、楽しみだ。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明