議会だよりの議論には時間がかかった
議会だよりの会議は、予想していたように多面的な意見が出て、合意に至るまで難航した。ラフレイアウトをつくるということで、第2回目の会議後、入稿して3回目の会議を迎えるという形で合意が形成された。この合意に至るまでに午前だけでは足らず、午後も1時間半ほど時間がかかった。
この方法でタイトな時間の中、うまく編集できるかどうか、試行錯誤しようとなった。第3ステージへの移行は、産みの苦しみを伴うものになるが、それを苦労しながらメンバーと共有したい。合意形成まで時間がかかったので疲れが出てきた。4時過ぎに事務所の会議に参加したが、あんまり頭が回らなかった。
6時からは、Nさんの妻のお通夜があった。突然亡くなられたので悲しみが溢れていた。
「多くの人が来られています。1回焼香でお願いします」
というアナウンスが繰り返されていた。夫のNさんは、率直な気持ちを表に出す人で、多くの人に慕われている。この人を見ていると、自分に正直に、まわりに心を開いて人間関係を結んでいくことの大切さを教えてもらえる。ぼくもこの人のように生きたいと思ってきた。会えたときには、心の底のどこかに喜びがいつもあった。
Nさんは、参列した人々に頭を下げながら泪をこぼしていた。その姿が忘れられないものとなった。明日の告別式には議会と重なっているので参加できない。後ろ髪を引かれる。参加したい気持ちになった。