衝撃だった兵庫知事選挙結果
兵庫県知事選挙の結果を知ったときには、心底驚いた。ウソが平気でまかり通る国になったのかという驚きだった。
県議会の百条調査委員会。以下、引用したことは事実に基づくもの。こういう事実が明らかになっているにもかかわらず、これをフェイクだと言い張って、マスコミが斎藤知事をいじめている。斎藤さんは悪くないという世論を作って111万人もの得票を得て再選した。この現象は一体何なのか。
「百条委はパワハラ問題について、県職員約9700人を対象にアンケートを実施し、6725人から回答を得ました。パワハラを『直接目撃した』と答えた職員は140人以上、『実際に知っている人から聞いた』と『人づてに聞いた』はあわせて2711人。直接の目撃と合わせると2851人、回答者の42%が知事のパワハラを知っていたことになります。つまり、現時点で斎藤氏は”パワハラはしていない”と断定できる要素はまだありません。
政策だけでなく斎藤氏の”無実”を信じて投票した人も多いでしょうが、”パワハラ”や”公益通報者潰し”の問題はこれから調査結果が明らかになります。結果次第では斎藤氏の評価は大きく変わる可能性もあります。そのとき斎藤氏はどこまで持ち堪えられるでしょうか」(全国紙記者 ヤフーニュース 11/18(月) 18:37配信より)
一体、どうしてこういうことが急激に起こったのか。
それを知りたかった。秘密を解くカギは、立花孝志氏にあったと思う。兵庫知事選挙に立候補し、自分には投票しないで斎藤氏に投票することを訴え、百条調査委員会を全面否定して選挙で宣伝し、YouTubeに拡散した。
例えばX。ぼくが選挙が終わった翌日の月曜日、Xを見ると、斎藤知事が当選したことに対して懸念を表明し、問題を指摘する書き込みで溢れていた。これは一体何かというと、自分の過去の検索履歴が影響しており、斎藤氏のことに批判的な書き込みを見ていたので、そういう書き込みをチョイスして、表示してくれるというものだ。
逆に立花さんが正しいと思っている人は、立花さんを擁護する書き込みばかりが表示される。そうなると、一定の傾向にシフトした情報にばかり触れるということになる。立花氏がYouTubeを駆使して拡散し、そこにインフルエンサーのような人が集まってくると、大量に立花さんが拡散している情報が増幅され、それを信じる人が大量に、しかも急激に生まれてくる。それをあたかも事実であると受け止めた人が、「目覚めた」「真実が何かよく分かった」ということになって、実は膨大な事実をいとも簡単に否定してしまう現象が生じる。
ネットやYouTubeだけを一生懸命見ている人の中に、マスメディアの全てを否定するような傾向があり、陰謀論に支配されているような人がいるのは、そういう現象が広く存在しているからだろう。ニュースを見るときに大事なのは、かなりコアな事実に触れた報道をしているのかどうか。きちんと事実だと思われる資料に基づいて記事が書かれているかどうか。これを見極める必要がある。
議会における百条調査委員会という存在は重い。
百条委員会(ひゃくじょういいんかい)とは、都道府県及び市町村の事務に関する調査権を規定した地方自治法第100条に基づき、地方議会が議決により設置する特別委員会の一つ(特別委員会の設置根拠は地方自治法109条)。
出頭又は記録の提出の請求を受けた選挙人その他の関係人が、正当の理由がないのに、議会に出頭せず若しくは記録を提出しないとき又は証言を拒んだときは、6箇月以下の禁錮又は10万円以下の罰金に処せられる(地方自治法第100条第3項)。
宣誓した関係人が虚偽の陳述をしたときは、3箇月以上5年以下の禁錮に処せられる(同法第100条第7項)。
また、この罰則に関して同法第100条第9項では「議会は、選挙人その他の関係人が、第3項又は第7項の罪を犯したものと認めるときは、告発しなければならない。但し、虚偽の陳述をした選挙人その他の関係人が、議会の調査が終了した旨の議決がある前に自白したときは、告発しないことができる」としており、原則として議会に対して告発を義務づけている。(ウキペディア)
このような位置づけをもった委員会が、斎藤知事を集団でいじめるような機関になることは考えられない。そういうことが行われたのであれば、斎藤氏はそれを告発し、逆に百条調査委員会の委員を告発する必要がある。告発せずに選挙に至っていることが事実としては重い。このような事実を踏まえた上で物事は判断しなければならない。今回の知事選挙でそういうことができなかった訳ではない。調査の内容はネット上でも確認できるようになっていた。そういう確認をしないで、立花氏の言い分を鵜呑みにして、偽情報を拡散し、それを信じた人が大量に発生したことによって、選挙が歪められてしまった。ここに問題の本質があったのだと思う。
立花さん自身がどういう考え方で、情報を発信しているのかを示す動画だ。これをぜひ見ていただきたい。
恐ろしい現象が、私たちの前で起こっている。









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