FMトランスミッターの生命力は3か月？
iPhone/iPod用FMトランスミッターを買ったのは、3月初旬だった。
このトランスミッターは、シガーソケットから伸びているアームの先にホルダーがある。このホルダーにセットして、両端からはさむとiPhoneが立った状態で固定される。下側にある30ピンDockコネクタにトランスミッターのUSBケーブルのコネクタを差し込むと、電源を供給しながらFMで電波を飛ばし、カーステレオのスピーカーで音楽を再生するという仕組みになっている。
USBケーブルのコネクタを引き抜いて、トランスミッターのホルダーの横にあるボタンを押すと、iPhoneを挟んでいたストッパーが外れる。
なのに、というか、
それが、というか。
USBケーブルのコネクタを引き抜いた瞬間、コネクタのオスの部分が壊れてコードがむき出しになった。差し込みの部分がちゃちだなとは思っていたが、わずか3か月というのは早い。さすが、中国製で会社名さえ書いていない製品だ。1590円で買ったから文句は言えないか。
よく見るとコネクタの端が欠けている。
100均で瞬間接着剤を購入して、むき出しになったコードを格納してくっつけてみた。
乾いた頃を見計らってiPhoneを装着して、音楽の再生を試みる。
音声が、iPhoneから聞こえてカーステレオのスピーカーからは聞こえなかった。
iPhoneをリセットして再接続した。状況に変化なし。
古いiPodをつなぐと音楽がカーステレオから聞こえてくる。こちらは正常に作動している。
iPhoneのコネクタ部分に白っぽい粉が若干付着している。これが原因か。この粉は瞬間接着剤の粉だろう。30ピンの内、いくつかのピンが接続できないのだろうか。何度挑戦しても再生できない。
直すことをあきらめた。
小さな不幸は、突然やってくる。
