中国製品と社会主義

雑感

議会広報編集特別委員会が午前中おこなわれ、午後、一般質問の打ち合わせがおこなわれた。
今回の「議会だよりかつらぎ」は28ページ編集でおこなわれることが確認された。
一般質問は7人。町長の所信表明演説から今後のかつらぎ町の進むべき方向について、ピックアップしながら紹介するという新しい試みをおこなうことにした。

土曜日、パンクした単車をモータース屋さんに運んだ。タイヤとチューブを全部交換するようにしたので、パンクしたまま単車に乗って行った。タイヤとチューブで3000数百円、タイヤとチューブ交換で2600円程度だった。しめて5600円程度。小遣いが減ってしまった。

[amazonjs asin="B004401QF0″ locale="JP" title="iPhone/iPod用FMトランスミッター リモコン付き 日本語パッケージ版 RCF-ALLKIT2J"] そうそう、新しく買ったFMトランスミッターがAmazonから届いた。この前買ったバッファローのトランスミッター(2600円程度のもの)は、かなり音が悪かった。FMラジオのようにこもった感じの音がする。前から使っていたトランスミッター(6800円ぐらいした)は、FMラジオよりもかなり音がよかったが、形状の問題でiPhoneを差し込めなかったので買い換える必要があった。
ぼくの場合、バッファロー製品を買って嬉しくなったことは極めて少ない。牛とリンゴの相性は悪いのか?。2600円のトランスミッターについては買わなければ良かったと後悔していた。助手席に乗った妻が、「音悪いんちゃうの?」と言った言葉が殺し文句になった。
殺し文句は、何気ない一言で決まる。言った本人は気がつかない。

Amazonで物色していると、9800円のトランスミッターが83.8%引きの1590円、しかもアームで固定するので画面を見ながら操作ができるという商品を発見した。不安材料になったのは値引きが大きすぎるということだった。一番安いのが1300円台、一番高いのが1700円台、どれも同じ商品名だったので、真ん中へんの1590円にした。中くらいに値段にしたことに深い意味はない。しいて言えば、ぼくが日本人だからかも知れない。

新しい商品を見るとワクワクする。パッケージを開いている瞬間がワクワク感の頂点だ。そこから下り坂を駆け下りることも多い。希望が失望に鮮やかに変わるのを経験したい方は、電気製品を買うのがいい。パッケージは、完全密着式だったのでハサミで縁を切りとった。硬いプラスチックで手を切ったら洒落にならない。
商品をひっくり返すと裏の紙には中国製と書かれていた。
「うーん、安いはずだ」
妙に納得しながらプラケースを開けてみると、安っぽい感のある機械が姿を現した。細かい部分が非常に雑に作られている。保証書のたぐいが見あたらない。保証書がない商品に9800円という希望小売価格を付けることはできないだろう。この値段は、どうもぼくのような魚を釣るための餌なのかも知れない。機械を持って行き、車のシガーソケットへ電源プラグ部分を装着してみると、プラグが完全にはまりきらないような不十分さがあった。
ドックコネクタをiPhoneに差し込み、フォルダーで固定し、エンジンをかける。トランスミッター側のFMの周波数を設定し、車のFMの周波数と合わせる。音楽をスタートする。
広がりのある音が車内に広がった。音は格段によくなった。「格段」という言葉は本当だ。音にランクがある。
「同じ音源なのに、こうも聞こえ方が違うのか」、「バッファローのバッファロー」と内心叫んでしまった。

中国製品万歳。────しかしメーカー名が見あたらない。もしかしたらこの商品は、有名ブランドのレプリカなのかもしれない。でも音質がいいので許す気になった。ただし、一番気になったのは、iPhoneの充電機能に適合していないことをしめすアラートと、工事現場みたいな黄色の三角マークが表示されたことだ。しかし、それでも充電のパーセントが上がっていく。さすが中国製品だ。iPhone4s対応という表示だったので安心していたが、手放しでは喜ばせてくれない。ディズニーランドのにせ物を作って営業している国らしい曖昧さがある。

(共産党の議員だから書いておきたい。中国は断じて社会主義国ではない。ただし、社会主義を目指している国であることは間違いない。でも社会主義には到達していない国だ。中国の現在の状況は、日本の戦後の混乱期と高度経済成長期がごちゃ混ぜになっているような感じがする。ディズニーランドのにせ物やブランド品のにせ物を自由に販売できるような国である一方、かなり国民の自由を制限している国は、経済的にも、もしくは自由民主主義という点でも発展途上にある国であって、社会主義国には到達していないことは明らかだ。中国が社会主義に到達できるかどうかは、今後の進展にかかっている。社会発展の一つの尺度は自由と民主主義だ。この点で大きな前進が必要だろう。
資本主義の発展の先に、自由と民主主義がさらに花開く国、経済的な発展が人類の進歩と調和できる国、これが社会主義であり、地球上にはまだ社会主義に到達した国は存在しない。こんな風に書くと社会主義はユートピアかと思う方もいるだろう。社会主義は、資本主義の根本的な矛盾を解決するが、すべての矛盾を解決することはできない。社会主義に到達しても様々な矛盾は存在する。どのような矛盾に直面するかについては、50年先の未来が見えないように、現在の視点からは見えない。社会主義はユートピアではないことだけははっきりしている。)

車の中にいい音が広がったので、かなり機嫌が良くなった。信号待ちでiPhoneを操作しながら音楽を聴ける。うれしい。


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Posted by 東芝 弘明