海岸通

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別れのシーンを思い浮かべると列車のことが浮かんでくる。
「男はつらいよ」には、たくさんの別れのシーンがあった。駅は柴又駅だったことが多い。
寅さんと桜の別れのシーンも多かった。
東京駅で満男(吉岡秀隆)が泉(後藤久美子)と別れるシーンで、ベルが鳴ったとたんに新幹線に飛び乗ったというようなこともあった。
「海岸通」は、船での別れのシーンを描いていた。そういえば、「母をたずねて三千里」は、マルコとお母さんの別れのシーンで、マルコが埠頭を泣きながら、転びながら走っていくのが印象的だった。
最近、別れのことを特集した番組に筑紫哲也さんの番組があった。
最後の多事争論は、YouTubeで見ることができる。ほぼ7分の最も長い多事争論だ。
筑紫哲也 最後の多事争論
「この国は未来(若い世代)にも過去(お年寄り)にもお金を使っていない。別のところに使っている」「この国は一言でいうとガンにおかされている」
筑紫さんのこの言葉は、意味の深いものだった。
日本はいったいどこにお金を使っているのだろう。
大企業中心主義とアメリカいいなりというこの2つの方向に日本の政治はお金を使っている。これが答えではないだろうか。
筑紫さんは、今の状況をガンにたとえた。「ガンにおかされるとガンとのたたかいに意識がいって本来しなければならないことに意識が向いていかない」とも語った。
この比喩的な指摘を覚えておきたい。
未来(子ども)や過去(お年寄り)のためにお金を使うように政治を切り替える。大企業中心主義とアメリカいいなりの政治にメスを入れ、この傾向から明確に転換をはかる。そうすれば、日本の政治は、子どもにもお年寄りにもお金を使うように変わる。劇的な変化がおこる。国民の幸福の条件は確実に広がっていく。
自民党の政治や民主党が掲げている政治は、どちらも大企業中心主義とアメリカいいなりという点では、ほとんど違いがないし、この2つの分野については、さらにどれだけ税金を使うのかという点で、競争しているような節もある。
日本の政治がどこで歪んでいるか。
それは、極端な大企業中心主義とアメリカいいなりという点で歪んでいるし、どこにゆきづまりがあるのかと問えば、その答えも大企業中心主義とアメリカいいなりということになるだろう。
日本共産党と国民が力をあわせれば、新しい時代が開いていく。
21世紀の日本に希望がよみがえる。


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Posted by 東芝 弘明