たたかいすんで

出来事

当選の次の日は雨だった
当選の次の日は雨だった

当選の次の日、必ず国道に立ってあいさつすることにしている。あいにくその日は雨だった。あいさつが終わると土砂降りになった。写真は選挙の次の日の朝のもの。
選挙が終わっても、座り込まないように心がけている。休んでしまうと副交感神経が勝ってきて、やる気が失われて行く。そうならないためには、同じように動き続けながら休んでいくというようにした方がいい。

選挙期間中は、支持を広げることに対し神経を集中していた。投票してもらえるかどうかを見極めることに異様に集中していたといっていい。
なのに、どうも選挙本番の途中から、妙に突き抜けた感じになった。支持をしてもらうという意識が突き抜けてしまって、かつらぎ町が抱えている大きな問題を一人でも多くの人に訴えることに力点が移行し、一つ一つの訴えに精魂を傾けるような感覚になった。

こういうのは、自分でも不思議だった。暑さも感じなかった。上着を脱ぐと汗が塩になっていたので、暑かったのは間違いない。でもそんなところに意識は集中していなかった。訪問して対話しながら衝撃を受けたのは、高齢化によって空き家が増え、歩くのが大変になった人が増えていたことだった。恐ろしい現実が、静かに進行しているように感じた。街の壊れ方は極めて激しいのに、この激しさは音もなく進行していた。田畑の荒れも静かに進行していた。
多くの人と対話していると、次第に衝撃が蓄積していった。

「この土地は、縄文の時代から豊かな土地だった。だからこそ多くの人が住み発展してきた。危機感のなさは豊かさからきている。豊かだったからこそ、一度崩壊しないと気がつかないかも知れない」

ぼくにこう言った人がいた。この言葉が、頭の隅にずっとあった。
選挙のお礼を言うと笑顔が返ってくる。自分のことのように喜んでくれる姿に出会うと涙が出そうになる。
「本当に良かった」という言葉のあとに「頑張ってください」という言葉が続く。一生懸命訴えたことに対して、信頼し期待してくれている。この期待に応えて、頑張らなければならない。


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Posted by 東芝 弘明