007「慰めの報酬」

未分類

昨日、夜中に007「慰めの報酬」を見た。
寝る時間が2時をまわっていた。
久しぶりのDVDだった。
ロジャー・ムーアが演じていた頃から娯楽映画として007を見続けてきた。
007シリーズは、ある意味難しい映画だ。1回見ただけではよく分からない。
作品のストーリー展開が早く、しかもほとんど観客向けの説明がないので、話の展開を理解しないまま、アクションが繰り返されていく。
007シリーズのスパイ組織に属している人間は、多くを語らないしほとんど議論をしない。短い会話を交わしたり、瞬時に状況を読み取って的確に対応し、判断にためらいがない。
したがって、ほとんどアイコンタクト程度で、重要な情報を得て、次の行動に移っていく。
007は、ものすごく派手な立ち回りを市内でも海の上でもほとんど自由自在におこなうが、その派手なアクションにもかかわらず、まわりの警察が大規模に動くわけでもない。大暴れをした痕跡は、ものすごく残るのに、終わったあと組織や警察の追及を受けるわけでもない。
証拠を丹念に消している痕跡はない。
外国で大暴れしたら、実際は内政干渉で極めて重大な事態が起こる。
そういう点では、荒唐無稽な映画だということだろう。
でも、派手なアクションと極めて頭の回転の速いスピーディーな物語の運びは、見ていて気持ちがいい。
よく分からないところに、多くの謎やパロディーも隠されているようなので、nativeに見ているイギリス人にはたまらなく面白く、風刺に富んだ映画はないかも知れない。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

未分類DVD

Posted by 東芝 弘明