誤魔化せると思ったら大間違いだ

雑感

憲法を改正しないまま、解釈改憲で集団的自衛権行使に踏み切ろうとしている安倍政権に対し、憲法違反という根本的批判が高まってきた。

1 アメリカの戦争に参加し後方支援をおこなう=アメリカの戦争に参戦する 
  これは憲法9条違反 「国の交戦権は、これを認めない」
2 PKOなどの活動に参加して、治安維持活動や駆けつけ警護や、兵士の捜索活動をおこなう 
これは憲法9条違反「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」
3 集団的自衛権の行使 
これは憲法9条違反 「国の交戦権は、これを認めない」

今の安全保障法は、3つの特徴をもっているが、このすべてが憲法違反の内容をもっている。

なのに、安倍内閣は、必死に「憲法違反という批判は当たらない」といい、今までの憲法解釈の範囲内だと言って弁解している。
絶対に安倍内閣は、どんなことがあっても、現在の法案は、憲法違反ではないと言わなければならない立場にある。
憲法違反だということを認めると、憲法違反の法律を提出した前代未聞の内閣ということになって、崩壊の危機に直面する。

「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。」

この憲法の前文と、

「第九十八条  この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。」
この規定を守る必要がある。

この規定にしばられているので、安倍首相は、「武器の使用は武力の行使ではない」とか、「我が国と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、これにより我が国の存立が脅かされ、国民の生命、自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険があること」が確認される時は、「必要最小限の実力行使」は可能だと言っている。後方支援については、自衛隊が活動する期間、安全が確保できる地域を選ぶと繰り返している。この文言を法律からわざわざ削除したのに。
これらの見解を繰り返せば繰り返すほど、「よく分からない。十分な説明がない」という意見が出てくる。

本当は、誤魔化しているからよく分からなくなるということだ。
こんな誤魔化しでだませると思ったら大間違いだ。国民をなめるな。


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雑感

Posted by 東芝 弘明