安倍さんはすでに終わっている

雑感

安倍さんは、野球でいえば、三者凡退のチェインジ状態にあるのに、まだバッターボックスに立って相手の球を打とうとしている状態にある。
「もう終わりだよ」と教えてあげても、
「反省すべき反省をして、職責を果たす所存であります」
と言ってバッターボックスから出ようとしない。
野党は、守る側にいて、安倍さんに盛んにボールを投げてきた。三振の山はいくつもあった。白紙の領収書問題、自衛隊の日報隠し、森友問題、加計問題。しかも野党がボールを投げるたびに不正が繰り返し明らかになった。スコアボードの改ざんが盛んに行われて、本当は何度も三振をしているのに、ツーストライク、1ボールぐらいから事態が全く進まなくなったことも多い。

与党である自民党と公明党は、試合に参加せず、審判とスタンドに入って、とにかく安倍さんを応援して、三振していても三振ではないと言い張り、ストライクもカウントせず、野党に対してヤジと怒号を浴びせまくっている。
野党は、不正に継ぐ不正にしびれを切らせて、こんな審判じゃまともな試合ができないと言って、抗議し、ときどきゲームを中断してきた。ストライクをノーカウントにし、三振しているのに三振していないと言い張る与党審判団は、試合をしないでボイコットしていると野党を批判したりした。若手の審判団の一人は、審判団の不誠実を全く反省しないで、試合を続行しない野党が悪いと、お立ち台に立って胸を張って言ってのけた。

この試合を報道しているマスコミは、全くまともに事実を報道せず、チェインジ状態になっていても、まだ安倍さんの攻撃が続いているかのように試合を伝え続けている。挙げ句の果てに、点数が全く入らない安倍さんチームの責任を棚に上げて、試合が進まないのは野党のせいだと言ってのけたりしている。
野党は、本当は、この間、安倍さんにヒットを全く打たすことなく、三振の山を築いてきた。ノーヒットノーランのような試合になりつつある。しかし、いい試合ができないのは野党のせいだと言ってのけるマスコミに安倍さんは随分助けられている。

こういうめちゃくちゃな試合の横で、日大の選手によるルール違反の事件が発生した。こちらは、かなりスピーディに真実が明らかになり、反則を犯した選手に対し、不正を働くように指示したのは監督とコーチだったことを明らかにして、監督とコーチを連盟から除名した。こちらの方は、問題の解決に向かってストレートに動いてきた。監督とコーチは自己保身のために記者会見を行ったが、この時に述べたウソは、連盟の調査によって暴露された。
アメフト事件は、マスコミががぜん頑張った。マスコミによる真実を求める追及が事態を動かしたのは間違いない。

アメフト事件は、正義が力を持って解決しつつある。国会は、不合理が力を持って、真実が通らないという異常な事態に陥っている。
安倍さんがバッターボックスに立っていられるのは、与党が審判と観客をつとめ、マスコミがそれを応援しているからだ。
アメフト事件と比べると、国会における試合は全く見るに堪えないものになっている。


にほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログ 和歌山県情報へにほんブログ村 政治ブログへにほんブログ村 哲学・思想ブログ 哲学へにほんブログ村 地域生活(街) 関西ブログへブログランキング・にほんブログ村へ

雑感

Posted by 東芝 弘明