大阪市存続。勝って良かった。
「大阪都」構想、つまり大阪市廃止の是非を問う住民投票の開票状況を見ているとドキドキしてきた。8チャンネルの関西テレビ「Mr.サンデー」は、住民投票の速報番組を組んだ。
99%の時点で反対70万3944票、賛成69万2801票という結果になっている。まだもう少し票の変化はあるかも知れないが、反対で決着したのは間違いない。
この結果、大阪市は廃止されず、5つの特別区は設置できなくなった(最終回票結果 反対70万5585票 賛成69万4844票)。
よかった。
これで国政における憲法改正に橋下徹さんと安倍さんの協力にも陰りが出てきた。しかし、市長はウソをつきまくって都構想を推進したことに対して、過半数を超える住民が「大阪市を残せ」という答えを出した。
でも、橋下さんは、ウソをついて都構想推進をすべきではなかったと思う。大阪市を廃止して5つの特別区を作る。特別区は、東京の特別区と同じように、財政自主権を縮小し、都市計画の権限も縮小する。大阪府に大きな財源を渡していただいて、強い大阪府を作る、ということを真正面から訴えるべきだった。
今回のように、こんな風に住民をだまして大阪市民を2分するような運動をすべきではなかったと思う。大阪市民の中に対立を生み出すようなこんな政治は、すべきではないだろう。
勝ちましたね。
NHKの特別番組を見ていたけど、時々賛成が上回ったりして、心配したけど、
反対が多くて、勝ちました。
良かった。
橋下徹さんが、政界引退を表明。
でも、橋下さんは嘘つきだから、
念のために、政界引退のニュース記事をコピペして、ワードに貼りつけました。
個人的には反対だったので良かったと思います。
しかし、拮抗していた。まさに大阪を二分していたのも事実。賛成側のネットで公開されているFacebookコメントや、東芝さんに駆け寄ってきた人は、ほんとうに橋下さんに感化された人たちだけなのでしょうか。
賛成派のコメント内容としては、公務員と議員の削減を主張し、また高齢者の既得権益に対し反発するものがかなり多く見受けられ、少なくとも現状を変えたい人たちも多いのでは?
橋下さんの都構想にかわるものを、皆で考えていかなくては、二分したままで終わってしまいますよね。
「公務員が特権階級で、政治は歪んでいる。それをただせるのは橋下さんだけ」、という気持ちで応援していた人は多いかも知れません。「国政も地方政治も、国民の民意を反映していない、最大の的な官僚や公務員」というものの見方は、郵政選挙の時に国家公務員改革が最大の改革だと言い放ったのと同じです。思いの根底には、根深い怨嗟があります。しかし、この論調は、本質を見失わせるスケープゴートだと思います。
公務員が最大の敵でないのは、橋下さんの引退を表明した昨日の会見にも現れています。橋下さんは、この5年間、よくぼくにつき合ってくれ、支えてくれました、と公務員に感謝を表明していました。
日本共産党は、日本の政治を動かしている最大の勢力は、アメリカと財界だと指摘しています。官僚機構は、この2つの勢力の利益を守るために動いています。もちろん、官僚機構には、政治を動かす上で一定の力を持っていますが、ここに政治主導の主体がある訳ではありません。
安倍政権になり、靖国派が台頭し、憲法改正の動きを強め、戦争への道に突き進んでいますが、これを主導しているのは、官僚ではなくて政治でしょう。近年、経済財政諮問会議や国家安全保障会議などの仕組みを作って、経済問題では財界と政界が舵を握り、安全保障では政界が舵を握っている姿が、明らかになりつつあるのではないでしょうか。
より具体的に言えば、内閣法制局長官を安倍さんの息のかかった人に据え替えることによって、集団的自衛権行使容認に大転換させる。NHKに安倍さんの息のかかった人を送り込んで、政権批判を行わせないようにするというようなところに、政治主導が露わになっています。今回の戦争法案も、安倍さん流の戦争参加法案になっていますが、本来なら憲法9条との関係では、提出のできないたぐいの法案です。官僚は、こういう矛盾を持った法案であることを、承知しながらも従っているということでしょう。
この関係の中で、官僚は政治の下僕としての位置につきつつあるのではないでしょうか。それなのに「最大の敵は公務員だといい、公務員改革こそが政治改革の中心だ」と言って宣伝すると、国民は拍手を送るわけです。しかし、本当の原因が公務員にあるわけではないので、公務員改革はほとんど進まず、公務員の定数削減を唱えれば、何年も強い支持が得られるという、物事の本質を見えなくする「便利な道具」になっています。
郵政民営化がその典型です。郵政民営化が実現すれば、ありとあらゆる問題が解決するかのような宣伝が選挙で行われました。公務員改革の最大の問題だということだったのです。郵政民営化が実現しても、政治の実態は何も変わりませんでした。
橋下さんは、税金が無駄に使われている。ムダをなくしスリムな自治体を作ることが、大阪には求められていると言い放っていました。でもそんなところに、問題の本質があるわけではありません。今回、大阪市内を歩き回って、行政の行き届いたサービスを感じました。ぼくたちのように田舎に住む人間から見て、充実した行政サービスの良さを享受している姿が目に映りました。
それは、政令指定都市には、財源の豊かさがあるということです。これを解体して、5つの権限の小さい特別区を作り、職員を削減し、税収を徹底的に奪えば、自治体は衰退します。
大阪市内で住んでいる人には、見えにくいかも知れませんが、当たり前のように身近に存在してきた病院や保育所、幼稚園、図書館などが目の前から消える日が来るということです。住吉市民病院が廃止されたと聞きましたが、5つの小さな自治体が実現していたら、こういうことがさまざまな面で発生していたということです。
地方自治体の住民サービスは、実現すれば空気や水のように身近に存在するものになります。公務員の仕事というのは、この当たり前のように実現しているサービスを支えている体制でもあるので、当たり前のようにあるのは見えにくいということですね。
まず、国民投票を実現してくれた事に橋本市長に感謝します。
先に、お断りしますが私は橋本シンパではありません。
話を戻しますが、有権者になって20数年間、代弁者となる
議員に投票はしてきましたが、自身の考えを「Yes/No」と投票できた事と
「自分の事やで!」と市民に関心を持たせた今回の国民投票の意義は大きかったと思います。
また、東芝氏が書かれている
>公務員が最大の敵でないのは・・・・・もちろんの事ですが、官僚や公務員自体が悪いと
思っている人は多くないと思います。
最大の問題は、別にも書きましたが大阪市の職員が過去3年間で57人も『逮捕』されている事実や
バスの運転手が年収1000万円の給料を取っていた事実。
*バスの運転手の高給がダメと書いているのではありません。
他の民間のバス運転手の年収との格差が大きいという意味です。
こんなデタラメをやっているのに自治体別一人当たりの借金がダントツの大阪。
多くの有権者が問題にしているのは、こういった公務員に対するルールが、
あまりにも民間とかけ離れている事に対してのクレームです。
非常に簡単な問題です。「ルールを決めて守ろう」と。
こんな小さな、簡単な、問題を「財界とアメリカ」などハリウッド映画スケールに
話を持っていく共産党が心底信用できません。
税金を払ったあとの内部留保に課税してまで日本で一番多い(不正受給者を含む)
生活保護費に垂れ流し(ベーシックインカムには賛成します)。
貧困層の耳に聞こえの良い事だけ羅列する共産党に断固反対です。