紅葉の中へ
午後4時まで時間給を取らせていただいた。お昼は妻と2人でランチを食べに行き、その後橋本市から岩出市に移動して根来寺を散策した。今年の紅葉は色がくすんでいて綺麗には見えなかった。それでも多くの人が観光に来ていた。
根来寺は静かな空間だった。多くの人がほとんど無言でお寺の仏像や景色を見ていた。慌ただしい世間とは隔離された自然な空間がそこにはあった。足を踏み入れてつくづく思ったが、根来寺の歴史のことは全くといっていいほど、ぼくは知らない。今日見たのは、何の予備知識もない中でただ単に見たというだけのことになった。でも、出発はそれでもいい。そこから新しい知見へのアプローチは始まる。
学ぶというのは、見えていなかった世界を見るということであり、世界をつかむということなのかも知れない。漠然とした印象から粒の立ったものの見方へ。全体から部分への旅をして、もう一度全体への認識へと戻ってくる旅。これが学ぶというプロセスだと思われる。
全体から部分へ。部分からもう一度全体へ。このことを繰り返しながら認識は発展する。これは、多くの物事に対する基本的な研究のプロセスだろう。
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