民主党って? 2006年2月23日(木)

雑感

堀江容疑者が自民党幹部に送金するよう指示したというメールを暴露した永田民主党衆議院議員が、23日国会議員を辞職する意向を表明した。進退は鳩山由紀夫幹事長に一任されたようだ。
議員が爆弾質問で人物を名指しして追及する場合、さまざまな角度から証拠を確認してからでないと大変なことになる。鋭い質問は、相手の責任を深く追及し、鋭くメスを入れるだけに、間違っていれば、その質問の刃は全部自分に跳ね返ってくる。
ぼくには、報道だけのことしか分からない。しかし、22日の前原党首討論を見た時点で、民主党の追及は話にならない稚拙なものだと思わざるを得なかった。
前原代表は、証拠を出せと迫られたときに証拠を出さなければならなかった。
メールを「ガセネタだ」といった小泉首相に対し、第2弾の暴露を用意できないなら、メールそのものが「ガセネタ」もしくは、裏付けのないものであることを言外に告白するようなものだ。
党首討論を見ていて、今回ほど小泉総理の答弁に相づちを打ったことはなかった。
証拠を出せば、証拠の隠滅がはかられるなどと言うのは幼稚すぎる。
国会という公式の場で、資料にもとづいて事実が暴露された場合は、事実関係が明らかにされる場合が多い。これだけマスコミが注目している場合、うやむやにされることはないだろう。
証拠に基づいて事実を明らかにすればいいじゃないですか──というような意味の答弁をおこなった小泉さんのいうとおりなのだ。
21日のコメントに「ホリエモンのメール騒動を見ていると民主党は大丈夫だろうかと思ってしまいます」と書いたが、思った通りの展開になりつつある。
ぼくたちが地方議会でおこなっている質問でももっとましな展開になる。メールのコピーだけしか明らかにできない段階で、自民党幹事長の政治生命に関わる追及を行うこと自体無謀だといわざるを得ない。
民主党がメールの信憑性を明らかにできない場合は、メールを根拠にした疑惑そのものは、「なかった」ことにならざるをえない。こんなメールに対し、自民党には説明責任はない。
墓穴を掘った民主党っていったいどんな政党だろうか?
永田爆弾質問は自爆質問だった。
ということだ。


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雑感

Posted by 東芝 弘明