大阪万博は人間の命に関わる場所になっている

雑感

一般質問の質問骨子を今日中に作って送信することにしていた。大阪万博のことから書き始めた。メタンガスは小学校の25メートルプール9杯分が毎日地中から出ている。万博協会の資料でも場所によっては、火の気があれば爆発する濃度に達している。

夢洲を選ぶ上で一番決定的な役割を果たしたのは維新が知事を務める大阪府だった。カジノだけではインフラに国費投入ができないので、カジノのために万博を夢洲に誘致したのだ。維新は、カジノは国民の生活から離れた場所にすることが求められたので、産業廃棄物や一般廃棄物の埋め立て地だった夢洲がいいと判断した。今実現している夢洲に行くルートは、橋と地下トンネルの電車のみ。しかも橋は、舞洲と夢洲を結ぶものだ。夢洲の向かい側にはユニバーサルジャパンがある。もちろん、舞洲から大阪市に橋がかかっている。

南海トラフ巨大地震が発生したら、舞洲も夢洲の入り口付近も広範囲に液状化することが予想されている(赤い地図参照)。陸路が全く駄目になる可能性が大きい。20万人を超える人が万博会場にいるときに、地震が発生したら人口島に閉じ込められてしまう。津波を回避するための高さはわずか5メートル。この場所で万博を開催するのは、カジノのある場所におけるカジノのようなもの。
台風の被害も心配だ。2018年の台風のときには、関西新空港で58.1メートルの最大瞬間風速が記録され、空港に多くの人が閉じ込められた。夢洲の会場では、時間雨量60ミリまでは対応できるとしているが、2018年9月の台風時には、京都市では時間雨量100ミリを記録している。
地震と台風に弱い場所に10万人から20万人を寄せるというのは恐ろしい。このような場所だったので、最近まで避難計画を立てることができなかった。明らかにされた計画では、閉じ込めらる人々を大型船に頼んで運ぶということになっている。台風時はできないし、津波の危険がさらないとできない。ただ、能登半島の地震では港が使えなかったから、この計画がうまく機能するのか、よく分からない。

ここに小中学生が、教育旅行という名の下で遠足に行く。どのパビリオンに行くのか、何月何日に行くのか、学校が申し込んだ時点では、まだ割り振りがなされないので不明という形になっている。学習指導要領では実施踏査が必須になってる。しかし、建築が遅れているので、開催まで実施踏査はできないだろうと言われている。

これらが不都合な真実なのだが、異例なことに遠足にブレーキがかからない状態になっている。子どもの命よりも万博開催なのかということが問われる。立場も忖度も関係がない。事実に向き合って答えを出すことが教育委員会と町に問われている。

雑感

Posted by 東芝 弘明