自治区の防災訓練

雑感

午前10時から真和自治区の防災訓練が行われた。役員は10時集合、役員以外は11時集合という訓練だった。寒い中の訓練になったが、たくさんの人が集まってきた。自治区長の指揮の下で町内会町による地震発生時の被害状況報告というシミュレーション訓練が行われた。町内会町にはチェックシートが配布され、それに基づいて10時から約30分間報告が行われた。

自主防災組織は、自治区・町内会の組織が担うべきだと思ってきたが、それを実際に実行するような訓練になった。こういう訓練が行われると、新たな課題が見えてくる。それを積み重ねていけば、地域の知恵になる。そう感じた。

午後は事務所で会議があり、その後日曜版の配達に出た。

この前のプラスチックゴミの袋の有料化。一番の問題は、行政の中には課題意識が蓄積しないということだった。昔から「行政の無謬論」という指摘がある。どの時代、どの問題を切り取って公式文書を読んでも、具体的なトラブルや問題点は記録されていなくて、その当時、具体的に何が起こっていたのか、ほとんど分からないというものだ。少なくともかつらぎ町という自治体の公式文書は、こういうものになっている。議会議員がしっかりしていれば、議会で追及は成されているだろう。しかし、議場でも不都合な真実はなかなか認めないので、公式見解は綺麗な問題点の見当たらないものになる。

このようなまとめ方、行政文書の作り方をする自治体は発展しないのではないだろうか。

過去、ゴミ問題は数多くのトラブルを抱え、それに対応する形で施策を発展させてきた。しかし、今やそういう努力や苦労は、引き継がれておらず、なんのために、誰のために分別収集がなされているのかという精神がほとんど失われている。一生懸命小学生や住民に行われていた分別の意味についての出張教室もなされないようになっている。容器包装リサイクル法に基づく収集と処分のことについて、説明できなかったのは悲しかった。

分別収集の崩れが目立ってきている。この中でペットボトルとプラスチックゴミ袋の有料化へ舵を切ろうとしている。一体、かつらぎ町は、どういう方向にゴミ行政を発展させたいのだろうか。基本が崩れた中で有料化に踏み切ったら分別の崩れに拍車がかかるのではないだろうか。


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雑感

Posted by 東芝 弘明