霧の中の配達
4時30分から「赤旗」日刊紙を配達した。広浦という地域の坂道を登っていくと、ライトに白い煙のようなものが写りはじめた。霧が出ている。
白い煙は単車にかき分けられて、流れていく。
霧は山の木々の呼吸なのかも知れない。気温が高いときなどは、木が水蒸気をはき出すかのように霧を発生させたりする。山のそのような景色を見ると墨絵を思い出す。
モノトーンのような色を抑えた景色は、日本の代表的な風景の一つなのではなかろうか。
5時30分近くになってもまだ、日が照ってこない。秋分の日が終わって確実に日が短くなっている。
新聞配達を終えて事務所の駐車場に入り、単車を止めて車まで歩いていくと、雨が降ってきた。
雨の中の配達は、どんなに配達を重ねていても馴れるものではない。
雨の中の配達にならなかったので、得をした気分になってきた。
今日は1日雨だった。夕方の5時頃、降水量は花園で60ミリを記録していた。
良い雨が降ったといえるだろう。
車の乗り降りのたびに雨に打たれてしまった。気温が下がってきたので、クシャミが2回出た。
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