尊敬している人、鈴木敏夫さん。
ぼくが尊敬している人の1人に鈴木敏夫さんがいる。スタジオジブリのプロデューサーだ。もちろん、お会いしたことはない。一方的にぼくが知っているだけの話だ。
しかし、毎週といっていいほど、この方の話を聞いている。だから声や話し方はよく知っている。
「ジブリ汗まみれ」という自由奔放なラジオがあり、ポッドキャストで配信されているのを購読して、車の中で聞いている。
親しみがあるので、やあ鈴木さん、なんていってしまいそうな感じがする。
鈴木さんは、「映画道楽」という本を出した後、岩波新書から「仕事道楽」という本を出した。「映画道楽」はアマゾンで購入した記憶がある。もちろん、買ってすぐに読んだ。
最近、橋本市で会議があった帰りに本屋さんに立ち寄り、「仕事道楽」を買ってきた。オッいい本発見と思ったので買うのが嬉しかった。
もちろん、この本も早速読み始めた。章ごとにお正月の年賀状が紹介されている。宮崎駿さんの絵が載せられていることが多い。
しかし、3分の2ほど読み進んでいくと、なんだかこの本の内容を全部知っているような既視感に襲われた。掲載されている年賀状にも見覚えがあるような感じがしてくる。
やがて、この疑惑に対し、確かめてみたい衝動がぼくを支配した。
2階に駆け上って、書斎の電気をつけ、新書版の並んでいる本棚をていねいに見る。
あった。
「仕事道楽」は本棚の一番右端にひっそりと収まって、仕事道楽という文字をこちらに見せて立っていた。
引っ張り出してみると「崖の上のポニョ」の絵のある帯がついていた。
並べて撮った写真が上の写真だ。
自分の買った本、自分の読んだ本が分からなくなっているというのは、何だか恐ろしい。
かも。
「鈴木敏夫さんの本が素晴らしかったので、ぼくは、同じ本を、1年以上も間を開けて2回も買いました。」
こういいたい。
随分鈴木さんに、個人的に貢献した気になった。表彰もんだ。
正月早々、こういうことをしでかしたので、今年はいいことがありますように。
なんだか、おまじないをかけたくなった。
私は都内の大学に通っている大学一年生のものです。私はジブリがもともと好きで、ジブリがラジオをやっているということでジブリ汗まみれを聞きだしたのが、鈴木敏夫さんとの(一方的な)出会いでした。仕事道楽、鈴木敏夫のジブリマジック、そういった本を読んでいくうちに将来、この人の一緒に働きたい、こんな人になりたいといった思いが非常に強くなりました。この投稿から四年、東芝様は鈴木敏夫さんに会えたのでしょうか。もし、そういったエピソードがございましたらぜひ投稿していただきたいです。
※ジブリ汗まみれお気に入りの放送は2012年5月の放送、山口智子さんプロデュース暗闇の旅と2015年6月放送の日本テレビ新入社員研修の回です。
鈴木さんと会って話をする。夢みたいな話ですね。実現できれば嬉しいですが、実現できていません。会うなどという夢は実現できないと思いますが、会えれば聞いてみたいことが色々あります。でも、自分でできることでいえば、三鷹の森ジブリ美術館に行くことですね。このことは実現したいなあと思います。
三鷹市に行って視察したことがあります。三鷹市の職員さんが、「ジブリの森美術館、予約しとけばよかったですね」と言いました。そう言われるまで視察の時に美術館に立ち寄るという考え方を持っていませんでした。職員さんのセリフは、一生忘れられないものになりました。