43兆円の軍拡の内実

雑感,出来事

いと橋本革新懇の総会があった。記念公演は敵基地攻撃とは何かというリモート公演だった。
ハリボテのような軍拡の内実について講演内容を書いておきたい。
軍事費43兆円の軍拡に今年から取り組み、5年後には年間11兆円の軍事費にするという話だった。買う兵器はアメリカがもういらなくなったスクラプのような兵器だ。トマホークは50年前の代物であり、飛行速度が遅すぎるらしい。
無人偵察機という自衛隊が必要としない飛行機を3機買うお金が650億円。これは、元々510億円だったものが契約後、金額をアメリカによって跳ね上げられたものだ。契約後、購入金額を跳ね上げられるというルールが兵器購入の仕組みにはあるらしい。対米従属のなせる技だ。しかもこのグローバルホークは、アメリカでは退役した飛行機である。買う必要のないグローバルホークなぜ買うの?。ここで登場するのが安倍晋三さんだ。安倍さんがアメリカと約束したので購入を止めることができないらしい。

イージスアショアを地上に設置することができなくなったので船に乗せることになっている。地上の装置を船に載せることになったので、船の幅が40メートルになって、信じられないほど幅の広い船になるのでバランスが悪すぎるのだ。この滑稽な話にも安倍さんとアメリカの関係が出てくる。こういう爆買いを操っている人の中に談合で懲戒免職になった元官僚たち3人がいるという。

日本の企業の軍事的な技術力が落ちている話もあった。この話は、元自衛隊員も語っていた。兵器産業が、新しい極超音速のミサイルを開発することができるのかどうか、これも保証がないのだという。日本政府による軍需産業育成の法律も通ったが、内実はこういうところにある。

日本の軍拡の具体的な姿を研究して事実を積み重ねると、見えて来る不真面目な現実。
見事なマジックも、舞台裏を見せると仕組みは簡単だったりする。それと同じ。

真面目に43兆円の軍拡に取り組んでいるのではないという話には腹が立つ。国民がウクライナへの戦争で身の危険を感じているときに、その感情をもと遊ぶように軍拡で利権を肥やし、使い物にならない兵器を爆買いしているのだ。
「嘘をつくときは大きな嘘をつけばよかろう」
「なるほど。では使い物にならないスクラップもくっつけますか」
「なんじゃそれは?」
「へい、アメリカが売りたがっているので」
「お前も悪よのう」
「マスコミはどうなさいます」
「うまいもんでも食わせるとイチコロよ」
「お安いご用で」
そんな越後屋と悪代官の姿が目に浮かぶ。

軍拡のための消費税増税。これに賛成する国会議員は、国民の代表ではないし、これについづいする地方議員は悪代官に騙される地方の使い走りというものだろうか。


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雑感,出来事

Posted by 東芝 弘明