議会改革の現在

雑感

12月会議が始まった。議会を会議と呼ぶようになって久しくなった。通年議会を導入してから議会の在り方が大きく変化した。かつらぎ町議会は、本会議主義を採用してきた。この中で通年議会を実施したことによって委員会の活動が活発になった。これは通年議会の成果かと言えばそうだとも言えない。ただ、考え方が少し変わったことによって委員会が盛んに開かれるようになった。議会が年間開催となったので、委員会を開くのに工夫が要らなくなったからだ。一旦そうなると、通年議会を止めたとしても委員会の開き方が変わるとは思えない。

委員会で行っているのは所管事務調査だ。この調査を盛んに行うことによって、委員会における自由な討議が盛んになってきた。議員どおしの話し合い。これが実は議会という仕組みの中には組み込まれていないと言っていい。まず通年議会になって委員会が活発になったことによって、自由な討議が行われるように変化したことが大きい。今後は、この自由な討議を、「自由討議」として、条例や予算案の審査の中に組み込んでいくことが求められる。これも委員会が先導して「自由討議」を、これからは自覚的に推進することによって、質的に変化していくだろう。これが議会改革になる。

来年早々、議会基本条例の改正案を本会議に上程することになる。今後は、基本条例の逐条解説を作って、議会モニターとの関係でも議論を深めていく必要があると考える。議会モニターに対して、議会基本条例の説明を行うことも意義があると思う。新しいステップをどう踏んでいくのか。議会全体で考えて前に進むことが大事だろう。


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雑感

Posted by 東芝 弘明