もっと文章が書けるようになりたい
12月31日になった。1年前に思っていたことと今とを比べると、わずか1年なのに1年間の出来事はやはり予想がつかないなという感じですね。おそらくは来年もそういうことの繰り返しかと思います。文章を書く力、これをもっと高めたいと思います。自由自在に書くという領域から、さらに次の領域に行きたいと思っている。自分の書きたいことをウンと書いて、書いて、書きまくって、新しい景色を見られるようになりたいなと思う。目に見えるような文章を書きたい。
早速、今日行った作業を書いてみよう。
「外の戸袋も拭いてな」
妻のリクエストに答えて、洗面台で蛇口からお湯を出した。小さめのバケツにお湯を張って、その中にぞうきんを4枚入れる。お湯を張ったバケツを持って玄関に出る。まずは玄関のサッシの引き戸を拭く。格子のようなデザインを施した引き戸なので、隙間にぞうきんを充てて吹き下ろしていく。
気温は低い。ときどき雨が混じるような天気だった。風が強く、空を見上げると雲の動きが速かった。
水は熱しにくく冷めにくいという性質がある。汚れたぞうきんをバケツに投げ込んで、同じバケツの中に入っている別のぞうきんを取り出して絞り、脚立に登る。
戸袋の汚れを拭き取る作業を開始した。かなり汚れている。一度拭くだけでは、泥が白く浮き上がってくる。乾いても白くならないでほしいと思いながら、バケツに戻り、3回ぞうきんを絞り、3回脚立に登る。ここまで繰り返すと水が乾いても戸袋が白くならない。それを何度も繰り返しつつ、家の裏に回った。1時間ほど、拭き掃除を続けてもお湯がそんなに冷たくならなかった。これは、ぼくにとっては発見だった。
蜘蛛の巣が戸袋の高いところに綿のように張り付いている。これを落とすのにも労力がいる。
脚立から降りて上を見上げると、「もういいかな」、「いや、まだもう少し」、「もう少し頑張れよ」という言葉が胸の中でうずをまく。完璧に綺麗に仕上げようとすると、すぐに日が落ちて暗くなるので、仕上げを8割程度に留めようと思いながら家の周りを一周した。このあと、お風呂のカビ取り、洗面台の排水つまりを解決しなければならない。
「ちょっと休憩」
家の中に入り、コーヒーを淹れ、リビングにある食卓の椅子に座った。



