岩出市から視察団、夕方、生検の結果

雑感

岩出市の議会広報常任委員会と事務局の方々が、議会広報の視察でかつらぎ町に来てくれた。視察は午後1時50分頃から始まった。昨年は橋本市に来ていただき、今年の9月末、岩出市に来てもらったことになる。
近隣の市町議会に来てもらうのは嬉しい。少しでもよりよい議会だよりができることを願っている。
かつらぎ町の議会だよりは、今年で26年目。2020年に全国町村議会議長会の全国コンクールで奨励賞をいただき、それ以後8位、8位、5位と入選を3回果たしてきた。全国からも注目を受けて、視察が増えてきた。2時間ほどの視察の時間内で、説明をし、事前質問に答え、自由な質疑応答を行う。
何か一つでも学び取っていただければ、変化につながると思う。

かつらぎ町の議会だより編集委員会は、忙しい中でも、視察や研修から学んだことを、具体的にどう生かすかという会議を開いてきた。作業工程を見直して、その中に改善点を組み込むという努力をしないと、学んだことは生きない。これを積み重ねる中で、議会だよりの編集は改善してきた。
本当に改善するためには、委員長が改善案を具体的に提案する必要がある。その提案を土台に委員全員で意見交換をして、具体化を図っていけば、忙しい編集の中でも改善を積み重ねることができる。

委員長の果たす役割は大きい。何度も委員長をさせていただいているが、委員長の具体的な提案こそが、変化の起点になる。もちろん紆余曲折はたくさんある。提案が委員全員に否定されることもある。それでもいい。時間はかかるが、合意を図りながら、一歩一歩前に進んで行けば紙面は改善されていく。

学びは刺激になる。しかし、刺激は心に突き刺さるが、それはどうしても短期記憶に留まる。忙しい日々が積み重なると、刺激はすっかり消えてしまう。どう具体化するか。どう新しいことを、日々の仕事の中に組み込むか。これをしなければ、変化は生まれない。

それは党活動も同じ。党中央の方針は全国一律。どう具体化するかが地区委員会に問われる。日常の活動の在り方を意識的に、具体的に変える努力をしないと、良い方針であっても生きない。忙しいからこそ、理念を大切にし、改善点をシステムとして機能するようにならないと、組織は変わらない。
ぼくの活動は議会に比重を置いている。この間は議会だよりの改善と、議会全体の改革を条例制定も含めて進めてきた。多くの条例案を書き、総括的な文書も書いてきた。
提案が否定されたり、遠回りになっても全く問題はない。議論を尽くして提案内容が次第に議員の認識になって定着していけば、変化は生まれてくる。
議会で起こしてきた変化を党の活動では起こせていない。圧倒的に党活動にさく時間が少ない。どっしり坐って物事を考え、変化を起こすという位置にない。ここに問題がある。


さて、夕方泌尿器科に行ってきた。前立腺癌の生検の結果を聞くために。
医院の受付の前がロビーにもなっている。受付の前に横長椅子がある。検尿と血圧を自分で行った後、そこに坐っていると
「東芝さんどうぞ」
と看護師から声がかかった。立ち上がり、数歩歩いて看護師の前に立つと、
「お名前を言ってください」
「東芝弘明です」
「はい、分かりました。しばらくここでお待ちください」
椅子に座ることを促される。毎回、これが儀式のように繰り返される。患者の取り違えを防ぐためのシステムだ。
待っているとマスク姿の先生が診察室から出てきて、検尿の結果を確認し、もう一度診察室に戻る。
「東芝さん、お入り下さい」
「お世話になります。よろしくお願いします」
椅子に座って、先生と向き合う。
「検査の結果、癌はありませんでした」
「そうですか。ありがとうございます」
「前立腺の肥大が少しあるのでPSA(Prostate Specific Antigen:前立腺特異抗原)の数値が出るんでね。検査の結果、問題なしでした。尿にも失血がなかったし。熱は出ませんでしたか」
「熱は出ませんでした。これで治療は終わりですか」
「はいそうです。今後は年に1回か、半年に1回、血液検査をしますか」
「かつらぎ町は無料で前立腺の検査ができます」
「そうですか。そしたらそちらで検査してください。数値が出たらまた来て下さい」
「ありがとうございました。お世話になりました」

これで、医院通いも終了した。妻に報告し、娘にLINEし、心配してくれた知人や友人に少しLINEした。


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雑感

Posted by 東芝 弘明