心がポキンと折れた

かつらぎ

昨日、全員協議会で、かつらぎ町の行政改革の実施計画についての方針説明がおこなわれた。その中には来年度に32年度までの行政改革の実施計画作成という項目があった。
井本町長になって、まず具体化する計画が行政改革であること、まちづくりの計画の方は、平成25年までしかないのに行政改革は、まちづくりの期間を大きく超えて具体化されることとなる。

おかしいとは思わないだろうか。
まちづくりの計画を実行するために、行政改革の計画を立ててスクラップ&ビルドを行うというのなら、枠組みとしてはまだ理解できる。しかし、まちづくりの全体像が全く明らかにならないのに、施設の廃止や統廃合など財政の効率化を目指す計画だけがなぜ先行して具体化されるのだろうか。

「頭のない、胴体だけの犬のような計画ではないか」と言わせてもらった。
かつらぎ町の長期総合計画は、何度読んでもどのような町をつくるのかが浮き彫りになってこない計画だ。
「衣ばかりが大きく、線のようなエビが入っているような長期総合計画なのに、これを見直さないで、なぜ行政改革だけが具体化されるのか」とも言わせていただいた。
井本町長は、「ミスター行政改革」になるおつもりなのか。最も大切なのは財政の健全化であって、町民の生活ではないとでもいうのだろうか。

一番悲しかったのは、まちづくりの計画がないのに行政改革を具体化して胸を張っている姿だ。変なことを行っているということに対し、自覚がないのは、どういうことなんだろう。
なんだか、急激にしょぼくれてしまった。
心がポキンと折れた。

ケガのように、やがて折れたところが強くなる。


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かつらぎ

Posted by 東芝 弘明