民主文学に載った不破講演
民主文学8月号の講演「不破哲三 伸子・重吉の『十二年』 ──未完の大河小説を読む」を読んだ。宮本百合子と宮本顕治の『十二年の手紙』が、もしかしたら自宅にあったかもと思い、倉庫の箱に入っている本や2階の本棚を物色した。しかし、『十二年の手紙』は発見できなかった。
不破さんの講演を読みながら、反動的な嵐が吹き荒れるような情勢のもとでも、状況を見通して動揺せず確固とした生き方を貫いた宮本顕治の生き方・考え方をあらためて読んでみたいと思った。二十代から三十代半ばだった宮本顕治が、どうして生き方の姿勢を崩さず、未来を見通した生き方ができたのか。『十二年の手紙』には、このことが、リアルな息づかいとともに生きている。
この時代に『十二年の手紙』を読むことの意味を感じている。
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