議会広報の写真撮り

出来事

朝9時に役場の議会事務局に行った。玄関先で氏岡議員と落ち合った。上下体操のウインドブレーカーのような出立ちだった。靴が蛍光色の黄緑シューズだった。
議会広報の写真を撮りにツアーに行くことになっていた。
事務局に行って、カメラと腕章を借りた。2人で腕に腕章をはめて事務局を出た。
まずは、1階にあるフルーツ王国振興公社へ。玄関先の写真を撮らせてもらった。その足で生活環境課へ。合併浄化槽の補助金がアップされたので、資料写真の提供を依頼した。

コンビニで2人分のコーラを購入して、いざ出発。コーラはジャンケンに勝ったので氏岡君のおごりになった。まずはかつらぎ公園へ。
朝起き会の方々がいたので、集合写真を撮らせていただいて(写真をプレゼントしないとねえ)、紀北分院へ。その途中で農作業をしている白髪の男性を氏岡君が発見したので車を止めた。
「なかなか、いい雰囲気みたいですわ」
氏岡君はそう言った。少しワクワクする。
畑を見ると目の前に数メートルの草むらがあった。
「いやあ、ここ、靴汚れるわ」
「仕方ないやんか」
2人の会話はやかましい。少し品がない。ぼくが先頭になって畑の中に入っていった。
「すみません、議会広報なんです」
声をかけたあと、議員としての自己紹介をした。
「東芝です」
「氏岡です」
年配の男性は、機械を止めて話を聞いてくださった。
「表紙に載せる写真にしたいので、写真を撮らせてもらっていいですか」
「いいですよ」
少し笑顔になった。
写真撮影が始まった。カメラは2台。1台は議会事務局にあるEOS kissN、もう1台はぼくのIXY DIGITAL。
kissを持った氏岡君は、なかなか焦点が定まらないらしく、車にレンズ交換に戻った。その間にぼくは何枚か写真を撮った。
正面から撮った写真がなかなかいいかも知れない。
年齢を聞くと86歳だという。お名前をボイスレコーダーに控え、広報誌を送りたいのでと言って住所を教えてもらった。

お礼を言って、次は紀北分院へ。
駐車場に車を止めて、分院の正面や斜めから写真を撮った。
「中に入ってロビーの写真、頼もうか」
この言葉に氏岡君は後ろ向きだった。
「いいっすよ。名刺ありませんし」
「そうか。止めとこか」
ぼくはあっさり引き下がった。

次に行ったのは町営斎場だった。
「なんで斎場って言うんか知っとるか」
「さあ、わかりませんね」
「調べてみよか」
そう言いながら建物の横に回ると管理人のNさんがいたので、事情を話して炉の写真を撮らせてもらうことにした。
遺体を焼く炉が3基、小動物用の炉が1基。今回の改修工事では、この炉をすべてやり替えることになっている。入口のところと裏の所を見させてもらった。
裏側から撮った写真が使えそうだと思った。
「頭をよく使っていた人の頭蓋骨はものすごく硬いですよ」
という話は驚きだった。
「遺体を焼いたら金属類はないの」
「ありますよ。昔の手術で体に鉄(かね)を入れている人はいますから。なんで骨がバラバラにならないんかなと思っていたら、背骨を針金で固定したりしているんで」
「魚をよく食べていた人の骨はしっかりしていますよね」
プロフェッショナルな仕事には、プロフェッショナルは話がある。

シャワー室になる予定の部屋と控え室の状況を見させてもらった。コイン式のクーラーとトイレ、上がり口の段差に課題がある話を聞かせてもらった。
改善の力になりたいと思った。

その次に行ったのが建て替え予定の妙寺団地だ。写真におさめると老朽化が目立つ。
家並みを何枚も納めてから、役場に戻った。

出来事EOS

Posted by 東芝 弘明