スーパーカブのセンタースタンド

雑感

新聞配達を代わってもらったので、少しゆっくり寝た。ちょっとの差で昼からの会議の眠たさが違う。水曜日から日曜日までの5日間、赤旗日刊紙の配達をしている。土曜日になると睡眠不足が蓄積して、午後の会議があると睡魔に勝てないことが多い。

今日は朝の10時から午後の5時までロングランの会議があった。議会もこれ以上に長いことがあるが、会議をどう運営するのかというのが議会ではない。スムーズな運営のことを考えている人はいるかも知れないが、議案を審議して採決に至るまでの手順が明確になっているので、会議の効率がいいか悪いかというのは、ほとんど問題にもならない。質疑が多ければ、議会が終わるのは遅くなる。

普通の会議は、提案から会議終了まで一定の時間設定の中での運営となり、終了時刻が一つのテーマになる。議会の方は、議題の審議が終わらなければ、夜中までやらざるを得ないという仕組みの中にある。

10時から始まった会議への提案は、2時間半に及んだので昼食休憩は12時30分から1時30分までと言うことになった。山の中の喫茶店に行った。
山の中と行っても広域農道に登る途中にある。国道から3分ほどでもう山の中に入る。里山と呼ばれるようなところだ。かつらぎ町の北の山は、里山のような小高い山が手前にあり、その奥に大阪府と和歌山県を隔てている和泉山脈がある。山並みが二重に重なっているという形になっている。紀の川を隔てた南山はこういう形にはなっていないので、山が重なっては見えない。

ドアを開けると一番奥のテーブルを除いて全てのテーブルにお客さんがいた。奥のテーブルにはコップやお皿がまだ残っていた。
「テーブルから食器をお下げして、用意するのでしばらくお待ちください」
ホールスタッフの女性に促されたので、外に出て本を開いた。読み始めて2分も待たないうちにドアが開いて案内された。

食事をしながら本を読んでいることが多い。こういう1人の時間が楽しい。本の世界とお店の雰囲気が、一緒に記憶に残る。中華料理店などの喧噪感のある場所でも、本を開いている。こういうお客さんは少ない。喫茶店で新聞を読んでいる人が少なくなった。みんなの定番はスマホを触っているか、会話をしているかだろう。

本を読んでいると時間の経過が気になった。会議再開まで30分を切った。まだ料理が目の前に届かない。この場所だったら10分前に出たら間に合う。途中でアイスコーヒーを自動販売機で買おう、こんなことを考えて本から目を離した。
「お待たせしました」
1時5分に料理が届いた。わりとゆっくり食べたが10分でレジの前に立った。あと15分あるので間にあうし、缶コーヒーも買えると思った。

午後の会議が5時に終了したので、しばらくしてから日曜版の配達に出た。ホンダスーパーカブの前のカゴにペットボトル用のゴミ袋を入れ、そこに日曜版をのせる。ゴミ袋に入れるのは風で新聞が飛ばないようにするためだ。ゴミ袋はちょっとした雨よけにもなる。もちろん使っていないゴミ袋を使うが、使い始めると半年ぐらいはもつ。
円を描くように配達して事務所に戻る。配達の途中、背の山のガソリンスタンドに立ち寄った。一昔前、ガソリンスタンドは地域の中にいくつもあった。それぞれの人には、行きつけのガソリンスタンドがあり、店主との些細な会話が日常生活の一つの小さなエピソードだった。しかし、笠田地域にあるガソリンスタンドは、小学校前と背ノ山のセルフだけになった。
昼日中のセルフには給油するお客さんが殺到する。今日、立ち寄ったときは全ての給油場所が車でいっぱいだった。ちょっとだけ待って一番東側のエリアにスーパーカブを停めた。
スーパーカブの給油タンクを地面に平行して設置するためには、センタースタンドを使う必要がある。新聞配達用のスーパーカブProは、サイドスタンドなどが補強されているので、少々使い勝手が違う。サイドスタンドを引き出した上で、センタースタンドの一番下を踏み単車を持ち上げ後ろに引くようにしないとうまくいかない。サイドスタンドを格納したままにすると魔になるのだ。ちょっと面倒くさい。給油ノズルでちょとずつガソリンを入れる。タンクから溢れないようにするために細心の注意を払う。

給油の後、笠田の交番まで戻ってくると辺りが暗くなってきた。暑い日は相変わらず続いているが、虫の声がし始めているし、日没が早くなっている。秋は忍び足なのだろうか。

雑感

Posted by 東芝 弘明